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2018年8月21日

お口に関する豆知識&子育てあれこれ HARUMACHI diaryはこちら

ピアスをつけると耳が膿んでしまう。シルバーアクセサリーで首元が赤くなる。そんな金属アレルギーの症状にお悩みの方、意外と多いです。
でもそんな金属アレルギーをお持ちの方でも、実はお口の中に銀歯がいっぱい!という事もよくある話。なぜ金属アレルギーがあるのに口の中は赤くなったり膿んだりしないのでしょうか?
口の中はアレルギーに強い?銀歯は体に優しい金属?
いえいえそうではありません。銀歯も立派なアレルゲンです。
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金属というのは、口の中では唾液を介して金属イオンが溶けだしていきます。皮膚の場合は触れているところがダイレクトにかぶれたりしやすいですが、口の中では唾液に乗って溶けだすので、銀歯に触れている部分が必ずかぶれるとは限りません。
もちろん、銀歯に触れている頬の粘膜に口内炎ができやすかったり、白くただれたりすることもよくあります。しかし、銀歯による金属アレルギーの怖いところは、まったく違うところに症状が出る場合がある事です。

唾液に乗った金属イオンは、唾液を飲み込むことで体の中にはいっていきます。全身のアトピーや脱毛を引き起こすこともあれば、手や足の平が膿んでしまう「掌蹠膿疱症」という状態になることもあります。
アレルギーやアトピーがあって、アクセサリーにアレルギー反応はあるのに、銀歯は大丈夫なんです!という方が時折いらっしゃいますが、実は気付いていないだけの可能性もある訳です。
ぜひ、皮膚科やアレルギー外来での金属アレルギーの検査を受けることをお勧めします!

さて、では銀歯にはどんな金属が含まれているのでしょう?
日本でいう銀歯、というのは実は銀歯のためだけに開発された保険用の金属なんです。
なるべく安価で、なるべく精度や強度が高い銀歯を作れるように、という意図で開発されました。
日本の銀歯は、金12%、パラジウム20%のほか、銀50%前後、銅約20%前後、インジウムなどその他数%が含まれている合金です。そう、実は約半分がシルバーなんです。

いままで銀歯による金属アレルギーは発見されにくい事もあり、あまり認識されていませんでした。しかし、お口の中に銀歯が増えれば増えるほどアレルギーのリスクが増していくこともあり、近年注目され始めています。
医療保険においても、金属アレルギーの診断を受けた方には金属を使わない治療が可能になってきました。

CADCAM冠と呼ばれる、保険で使える白いかぶせ物。強度の問題があり、一番奥の歯や歯の残りの本数が少なくなっている方には適応されません。しかし、銀歯に対する金属アレルギーがある方の場合この制限がなくなり、様々なケースで金属を使わないかぶせ物が可能になっています。
コラム「保険で白いかぶせものをお願いします」
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もちろん、強度やむし歯などのリスクの問題で、保険の材料をお勧めできない場合もあります。お口の状態は人によって千差万別です。金属アレルギーがあるのに、銀歯がいっぱいある・・・。そんなお悩みの方は、一度歯医者さんでご相談ください。

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